20年3月定例会の質問
学校におけるICTの利活用について、教育長にお伺いしています.
ICTは非常に重要な道具です。
ですが、その道具を使うのは人間です。その人が好奇心を持って、向社会性を持って、自己肯定感を持っていれば生涯勉強することもできるでしょうし、社会に対してよい影響を与えることができるでしょう。
今般、新型コロナウイルス感染症の影響により就学時間が短くなってしまうため、何をどのように子どもたちに教えていくのか、しっかり考えていく必要があると思います。
点数がつくものはとてもわかりやすく、画一的に教えてしまうことが社会からの短期的な要望であることは往々にしてあります。
その中で、本市においての学校におけるICTの利活用について基本的なお考えをお伺いしました。
教育長からは以下のお答えを頂きました.
教育長(木村俊二君)
ICTの利活用と実体験を通した教育についてお答えいたします。
教育におけるICTの利活用は、児童生徒の学習への興味関心を高め、わかりやすい授業や主体的・対話的で深い学びを実現する上で効果的であり、確かな学力の育成に資するものであると考えます。
教育委員会といたしましては、学校教育における新しいICT利活用のニーズを踏まえつつ、西東京市学校情報セキュリティポリシーに関し適宜必要な改定を行いながら取り組んでまいります。
ICTの利活用により子どもたちの確かな学力を育成するとともに、豊かな心の育成も重要であると認識しております。
各学校では、昔遊び体験やブラインドサッカー、和楽器体験、動物飼育などの体験的な活動を計画的に推進しているところです。
体験的な活動など実体験を通して、命を大切にする心や人を思いやる心、共感する気持ち、仲間と協力する態度などが育まれ、子どもたちの豊かな情操や人間性の涵養へとつながっていく重要なものであると考えております。
今後も引き続き小中学校のICT教育を推進するとともに、地域、学校、保護者が一体となった教育活動の充実に努めることにより、命を大切にする教育の充実を図り、豊かな心の育成を推進してまいります。
以上,教育長答弁引用
教育長は御答弁で、体験の重要性に触れられています。
子どもが育っていく中で,経験する事はとても大事だと思います。
学校とは、皆で一緒に体験的に学び合い、人間的に成長することのできる場というふうに思います。
ICTを使って何をするのか、何を発信するのか、それを考えることのできる大人をつくる場であってほしいというふうに思います。
本市、保谷第二小学校の校長先生が、全国学校飼育動物研究会のホームページに保二小における飼育活動の取り組みについて報告をしておられます。
http://www.schoolanimals.jp/学校の飼育活動/西東京市立保谷第二小学校/
その中で、学校、保護者、地域の3者が連携した教育活動の重要性を述べられています。
発信すべき学習がある、実践があるということがまず大事だろうというふうに思っております。
非常にいい報告ですので、もし機会がありましたら皆さんも読んでいただければと思います。